染色体組み換えを引き起こすタンパク質

卵子精子など生殖細胞が作られる際に起きる「染色体の組み換え」を制御するたんぱく質を、大阪大蛋(たん)白(ぱく)質研究所の篠原彰教授らが発見した。(中略)
 研究チームは酵母を使った実験で特定のたんぱく質が存在すると、この組み換えが必ず起きることを見つけた。同様のたんぱく質を作る遺伝子はヒトにもあり仕組みは同じとみられる。

オリジナル論文 → Crossover assurance and crossover interference are distinctly regulated by the ZMM proteins during yeast meiosis. Shinohara M, Oh SD, Hunter N, and Shinohara A. Nature Genetics, 2008 February Epub.
まだ読めてないけどビッグニュースな予感。染色体間の組み換えは有性生殖における多様性の源ですが、それを引き起こすタンパク質(ZMM)が酵母で同定されたそうです。同じ真核細胞の仲間なのですから、恐らく哺乳類、ヒトでも同様のタンパク質があるんでしょう。素晴らしい。