祝・大相撲生中継復活


 秋場所(12日初日)からの大相撲生中継再開を発表したNHK。二日に会見した福地茂雄会長は「公共放送は中継するのが本質」と、前回の名古屋場所の中継中止が異例の事態だったことを強調。「視聴者が納得できる」かたちでの相撲界の信頼回復に強い期待を示した。(中略)

 さらに、公共放送が相撲を中継する理由については「日本人に愛されているから。NHKでは四十二種目のスポーツを中継している。相撲を外す方がおかしい」とした。

 また「判断に直接は影響していない」としたうえで「先場所の白鵬のひたむきさや、何とかしなくてはいけないという横綱の責任感、情熱に報いてあげたいという気持ちがないといったらうそになる」とも明かした。

NHK大相撲中継をするそうです。相撲ファンとして嬉しいです。
しかし、素直に喜べないのは、先場所の中継を取りやめたのが「視聴者からの意見が多かったから」。今場所の中継復活は「視聴者からの意見が収まったから」。これは日本人のお家芸・空気を読んでいるのか、それともNHKスポンサーである国民の意見を尊重してるのか・・・どちらにせよ明確な判断基準はないわけですね。一人横綱が優勝インタビューで涙ぐめば法官びいきで判断がゆり動くわけだ。これがドルジだったらお涙頂戴にはならなかったかと思うと、なんか複雑で少し情けないです。
その一人横綱は、逝去した故若乃花の得意技を連合稽古で披露したそうです。場所前に調子がいいようですね。今場所こそ好調な横綱と優勝争いができる力士があらわれますように。
【追記】
産経さん、100対40で「圧倒」っていうタイトルをつけるなんて、随分と恣意的じゃないですか。相撲に関心がないとか、普段から見ない人たちの意見をゴリ押そうとする姿勢は、モラル的にどうなんでしょう。興味ないなら見なきゃいいのに、見たい人たちの邪魔をして、さぞ楽しいでしょうねぇ。

 NHKが大相撲の生中継を秋場所で再開することをめぐり、福地茂雄会長が再開を発表した2日午後3時以降に、NHKに対して160件の意見が寄せられ、「中継すべきでない」が100件で「中継すべき」とする40件を上回ったことが3日、分かった。

 NHK広報局によると、意見は2日午後3時から午後10時までの集計。中継すべきでないという意見では「会見は見たが、(NHK側の)本音はうやむやなまま中継を始めるということだと思う。個人的には大相撲には関心がないので中継は望まないが、モラルの問題として反対」(40代女性)、「一場所限りで再開するのは反対。暴力団関係の話がわいてきた場合は場所中であっても即座に放送を取りやめてほしい」(60代男性)という声があった。

 一方、中継すべきとする意見では「相撲中継をやっていただけてありがたい。いつも楽しみにしていたので嬉しい」(70代男性)、「前回中継がなかったのはいまだに残念。受信料を払っている大相撲ファンとしては悔しかった。中継は再開されて当然」(20代女性)との声が寄せられた。

何十年前のシステムなんだ


独立行政法人日本学生支援機構」が扱う奨学金の返還滞納者が増えている問題で、文部科学省は2日、有識者がまとめた報告書を公表した。(中略)

 債権回収に詳しい弁護士や銀行担当者ら6人による有識者が業務を検証したところ、育英会時代からの滞納者の捕捉が難しいのに加え、業務に使うシステムが古いことも回収が進まない理由に挙がった。たとえば、返還期限の猶予願の処理だけで平均56日かかっており、職員へのアンケートでも「月に何日もシステムが停止する」「統計処理に限界があり、手作業での集計が多くなる」との声が寄せられた。 

日本学生支援機構の業務システムが、月に何日も止まる?「何回も」じゃなくて「何日も」なのか?点じゃなくて期間なのか?!<しつこい。道理で住所と引き落とし口座変更で「2ヶ月かかる」って言われるはずだorz
それにしても、何千億円という金額を扱う業務システムとは思えません。銀行系なら10分止まるだけで大問題なのに・・・どうして公官庁は、こんなにもシステム系が弱いんでしょうか。岡崎市立中央図書館の事件といい、システムベンダにいいカモにされているとしか思えません。育英会から日本学生支援機構に移行したのが2004年とのことですから6年の猶予があったわけです。いや逆に、6年前のシステムなんて、よっぽどキチンと設計されてて、かつ適切にメンテされてないと、使えたもんじゃないです。