蒸し暑い

パンに黴が生えたので泣く泣く捨てました。
ついにこの季節が来たか・・・
もったいないオバケが出そうで罪悪感が消えません。

SARSについて書こうとずっと思っていました。
私が興味があるのは、このグローバルな21世紀でのSARSへの反応です。
確か日本国内のメディアが騒ぎ始めたのが3月半ばだったはずですが、世の中の対応の早さに驚きました。
あっという間に感染地への渡航者が減り、毎日のように感染者数と死亡者数が報道され、ウィルスの塩基配列がネット上に公開される。
人々に情報が行き渡ったから、感染が局地的に留まったんだと思います。
それを証拠に不透明な対応をした中国(北京)が一番被害が深刻ですから。

しかし、逆に考えると交通手段が発達した世だから感染が世界中に広がったとも言えます。
特に上海から渡航した医師が香港のホテルで広めたウィルス。
香港というハブじゃなかったら、もっと地域限定な話でひっそりと続いたのかもしれません。

よく「黒死病がヨーロッパで流行った時にネットがあったら」と考えてしまいます。
きっと流行地へ人が行かずに「封印」された村が孤立したんでしょう。
#医療技術の進歩がなかったら、SARSだってそういう対応をするはず。

なんかまとまりがなくなりましたが、とにかく感染病と情報社会の関連は興味深いです。

あ、あとSARSウィルスの配列情報がGenBankに登録されてるから、今これを研究したら注目されるかも、と言った人(情報系)がいました。
政府もSARS関連の研究を後押しする為の予算を出すらしいです。
しかしですよ。
せっかく国内に感染者がいないのに、研究をするってことは、研究対象のウィルスを国内に持ち込むって事じゃないですか?
#少なくてもワクチン・特効薬はウィルスと感染した実験動物がいなければ無理。

ウィルスなしでできる研究が画期的な治療方法に結びつくとは思えません。
この辺、政府関係者はどう思ってるんでしょうねぇ。

追記 SARS研究者が防御目的でウィルスのDNAを特許出願
こういった善意ある研究者の対応を聞くと励まされます。
遺伝子分野の研究と特許問題はコインの表裏だと思うけれど、それでもこの研究者に喝采を。

パンに黴が生えたので泣く泣く捨てました。
ついにこの季節が来たか・・・
もったいないオバケが出そうで罪悪感が消えません。

SARSについて書こうとずっと思っていました。
私が興味があるのは、このグローバルな21世紀でのSARSへの反応です。
確か日本国内のメディアが騒ぎ始めたのが3月半ばだったはずですが、世の中の対応の早さに驚きました。
あっという間に感染地への渡航者が減り、毎日のように感染者数と死亡者数が報道され、ウィルスの塩基配列がネット上に公開される。
人々に情報が行き渡ったから、感染が局地的に留まったんだと思います。
それを証拠に不透明な対応をした中国(北京)が一番被害が深刻ですから。

しかし、逆に考えると交通手段が発達した世だから感染が世界中に広がったとも言えます。
特に上海から渡航した医師が香港のホテルで広めたウィルス。
香港というハブじゃなかったら、もっと地域限定な話でひっそりと続いたのかもしれません。

よく「黒死病がヨーロッパで流行った時にネットがあったら」と考えてしまいます。
きっと流行地へ人が行かずに「封印」された村が孤立したんでしょう。
#医療技術の進歩がなかったら、SARSだってそういう対応をするはず。

なんかまとまりがなくなりましたが、とにかく感染病と情報社会の関連は興味深いです。

あ、あとSARSウィルスの配列情報がGenBankに登録されてるから、今これを研究したら注目されるかも、と言った人(情報系)がいました。
政府もSARS関連の研究を後押しする為の予算を出すらしいです。
しかしですよ。
せっかく国内に感染者がいないのに、研究をするってことは、研究対象のウィルスを国内に持ち込むって事じゃないですか?
#少なくてもワクチン・特効薬はウィルスと感染した実験動物がいなければ無理。

ウィルスなしでできる研究が画期的な治療方法に結びつくとは思えません。
この辺、政府関係者はどう思ってるんでしょうねぇ。

追記 SARS研究者が防御目的でウィルスのDNAを特許出願
こういった善意ある研究者の対応を聞くと励まされます。
遺伝子分野の研究と特許問題はコインの表裏だと思うけれど、それでもこの研究者に喝采を。