世界から見たBush vs. Kerry

メリーランド大学は8日、世界35カ国の計約3万4000人を対象に実施した米大統領選に関する世論調査結果を発表した。民主党大統領候補ケリー上院議員の勝利を望む人が多数を占めた国が30カ国と圧倒的に多く、各国は国際協調主義のケリー政権の誕生を待望していることが浮き彫りになった。全体を平均するとケリー氏46%、ブッシュ氏20%だった。 ケリー氏の当選支持が多かった30カ国は、支持率が高かった順にノルウェー(ケリー氏74%対ブッシュ氏7%)▽ドイツ(74%対10%)▽フランス(64%対5%)など。英国でもブッシュ氏16%に対し、ケリー氏は47%で3倍近かった。アジアでも、中国が52%対12%、日本が43%対23%などの比率で、ケリー氏を支持する国が多かった。 一方、ブッシュ大統領の再選を望む人の方が多かった国は、フィリピン、ポーランド、ナイジェリアのわずか3カ国にとどまった。

この調査を米国の大学とカナダの世論調査機関が行ったのは意義があるけれど、世界の「ブッシュ嫌い」が数字になってあらわれただけで特に驚く結果でもないと思います。この調査結果が米国民の意識に届くのかが問題ですね。まず米主要メディアは報道しないだろうし、「内政干渉だ」って怒りそうだし。