大相撲 初場所 13日目

誰もが実力差を痛感している。北の湖理事長(元横綱)は言った。「実力が伯仲する中で独走するのと、今の状況は違う。実力差がありすぎる。朝青龍のけいこ量が多いとは決して思わないが、それ以上に周りの者がしていない」。好敵手を倒して初めて胸を張りたい。だが、立ち向かってくるはずの大関陣も魁皇は休場、千代大海は陥落のピンチ。栃東大関返り咲きへ正念場という状況だ。  場所前、出げいこ先でけいこ相手に指名した高見盛が尻込みする姿を見て朝青龍は嘆いた。「みんな強くなるためにけいこするんでしょ。あんなの初めて見たよ」。  ぶっつけ本番で臨んだ今場所ですら大差がついた。しかも追っているのは新小結白鵬と前頭14枚目の春日王朝青龍が今日の若の里戦に勝てば、あっさり10度目の優勝が決まってしまう。これでは闘争心が満足するはずがない。「ライバルが欲しい」。最近の口癖は、相撲界の危機を表している

1日遅れた記事ですが。今日の結びの一番前に朝青龍の優勝が決まりましたね。場所前は横綱の稽古不足や体調不良が囁かれ、魁皇の綱取り・若の里大関昇進など話題が盛り沢山だったのに、蓋を開けてみれば横綱の一人舞台。これじゃ世間の相撲離れもしかたないとしか言えませんね。
しかも、10日目だったかうろ覚えなのですが、横綱を3敗で追ってた力士が白鵬春日王をはじめとする外国人力士だけ・・・日本人力士はどこに行っちゃったの?? このままでは相撲文化が廃れてしまう。