血液型違いで死亡

血液型がO型の患者に誤ってB型の血液を輸血し、患者をショック死させたとして、警視庁は22日、東京都大田区の宮下外科の宮下瑛(あきら)院長(71)と看護師ら4人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。宮下院長は「外来の診察が忙しかったので漫然と指示だけしてしまった」と話しているという。 捜査1課の調べでは、院長らは01年8月14日午前9時ごろから、胃がんと肝硬変などの疑いで入院していた大田区の男性患者(当時70)に内視鏡による検査を始めた。その際、男性の胃などから大量に出血したため400ミリリットルの血液を輸血した。宮下院長は、緊急の輸血の場合は立ち会う義務があるにもかかわらず、「血液が到着次第、輸血するように」と指示し、立ち会わなかったとされる。 看護師らは、血液を発注する際には氏名と年齢を確認のうえ、2人で患者の血液型を声に出して読み合わせをしなければならないのに確認せず、手術室内にあった別の患者のカルテを見て勘違いし、B型を発注。男性の血液型と合致しているかを確認しないまま輸血して、死亡させたとされる。

「漫然と指示」されて殺されてしまった患者に心からお悔やみ申し上げます。しっかしお粗末だよなぁ。