そのスタディ・デザイン、待った!!

実験の対象は東京都内の企業に勤める37〜55歳の男性会社員12人。それぞれ残業や通勤時間が長く、高いストレスにさらされている人を選んだ。 12人は、9月2日から3日間、長野県飯山市内の森林に滞在。1日目は雑木林で午後から2時間、2日目はブナ林とスギ林に囲まれた遊歩道を2時間ずつ散策した。

この実験設定じゃ森林浴だけの効果は計れないでしょう。日ごろ同じぐらいのストレスに曝されている会社員を森林以外の場所(例:シティホテル)に滞在させて、1日2時間のウォーキングをさせた結果を比較群にとらないと。
っつーかこんなお粗末な研究の責任者(日本医大講師)と発表を許す教授は恥ずかしくないんだろうか・・・それともこの記事に書かれていないだけで比較群はちゃんと設定されているんだろうか? 後者であることを切に願います。