イヌゲノム解読

犬の遺伝情報を解読 がんなどの解明に貢献・米グループ
Natureの表紙はWatsonとClickの二重螺旋写真を見上げる犬たちが飾ってます。約24億塩基対ということはヒトの4/5ぐらい。個体差もヒトと同じで約900塩基に1つの変異だそうです。あれだけ多種に渡るイヌの変異割合とヒトの変異割合が同じとは!
ちなみにゲノム解読に用いられたボクサーの♀と他の9品種の比較解析の結果、差が一番大きいのはアラスカンマラミュート、一番小さいのはイタリアングレーハウンドだそうで。洋犬同士の比較じゃなくてアジアン犬とも比べてほしかった。
【追記】
オリジナルの論文にあたったところ、アラスカンマラミュートは今回の比較で使われた「唯一のアジアン犬」と書いてありました。失礼しました。ついでだから9品種の対ボクサー犬相違ランキングを書いておきます。(カッコ内はsnp割合)総合すると900塩基に1つのsnpを調査すればイヌの品種はわかる・・・らしい。

1)アラスカンマラミュート (1/787bp)
2)ポーチュギ−ズ・ウォーター・ドッグ (1/896bp)
3)ジャーマン・シェパード (1/900bp)
4)ビーグル犬 (1/903bp)
5)イングリッシュ・シェパード (1/90bp)
6)ベドリントン・テリア (1/913bp)
7)ロットワイラー犬 (1/917bp)
8)ラブラドル・レトリーバー (1/926bp)
9)イタリアン・グレーハウンド (1/954bp)