たとえば、週末に隅田川に行ってみようという時、わざと地図を見ないし、持たない。東の方にあることは知っている。近くにある地名も1個か2個は知っている。それだけで行ってみるんですよ。 朝の7時、皇居は今、右にある。ということは皇居の北ぐらいだろう。有楽町線の上ぐらいだからきっとこう行ったら神田に着くはずだ。そういう推理が面白いんです。後から帰ってきて地図を見ると、こういう道順を通ったんだなと分かる。
あぁ、この感覚は私が一人旅で知らない土地をふらつく感覚によく似てます。少しずつ自分の知っている範囲が広がり、地図の上で確認する快感。
