職員は緊急入院保護業務センターが04年5月に開設された際、ケースワーカーとして配属された。同年9月から今年11月にかけて、担当した57〜75歳の計11人が死亡した際、総額203万円の所持金を着服したという。現金は葬祭費用にあてられ、残れば遺族に渡される予定だった。

思わず、羅生門の老婆を連想しました。この職員も別の誰かに身ぐるみはがされませんように。「下人の行方は、誰も知らない。」