魁皇ピンチ

このままじゃ、集大成を見せられない。持っているものを全部出したい。(今場所で)負け越した時点で引退します」。

 引退をうながした師匠に従い、潔くあきらめる道もあった。だが、大関としてのプライドをかなぐり捨て、泥水を飲む覚悟を訴えた。午後7時から始まった話し合いは、5分で終わった。友綱親方は報道陣に対し「本人の強い意志を感じた」と説明した。

師匠に引退を促されても相撲を取り続けることを選んだ魁皇。その気概を土俵上で対戦相手に見せないと。今日の取組に注目。