ウェブ上の対策の遅延は失笑を誘うだけ

近畿大学(本部・大阪府東大阪市)の理工学部が運営するホームページに「新卒で就職出来ていない人は欠陥品」「30歳後半のフリーターは惨め」といったフリーターを侮辱したともとれる文章が掲載され、外部からの指摘を受けて削除していたことが29日、分かった。

 今月21日に「自分もフリーターだが、欠陥品と書かれ腹が立った」というメールが届いたことから、大学側が気付き、文章を削除した。同校広報課は「就職活動する学生に奮起を促す趣旨だった。誤解を招く表現があり、申し訳ない」と陳謝している。

近畿大学「フリーター、ニートは欠陥品。人生台無し。 復帰できません。2度とチャンスはありません」というページが削除されていたそうです。アップされた直後からウェブ上では話題騒然だったのに、実際に抗議メールが届かないと対応しないという姿勢は非常にまずいと思います。「申し訳ない」と陳謝する前に、誤解を招きかねない文章はアップしない姿勢が大切では?ネット時代では迂闊な行動も問題だけれど、対応が遅いのも同じぐらい致命的だと思いました。