奈良産科医の立件は見送り

病院側は問題発覚直後の会見で、「脳内出血でなく、子癇発作の疑いとした点で判断ミスがあった」と発言。県警は任意で提出されたカルテなどを基に専門家約20人に意見を求めたが、脳内出血と子癇発作は、意識喪失やけいれんなどの症状が似ているため識別が困難との意見が大半を占めた。さらに、遺体が司法解剖されず、法医学的な証拠に乏しい点も捜査を難しくしたとみられる。

よかった。奈良県警は、福島県警と違って妥当な判断を下せるようです。しかし今回の扇動的報道によって関西中南部の産科は大打撃を受けたことには変わりはありません。一体どうなるでしょうね。奈良県の「産む機械」年代の女性は決死の覚悟で妊娠するか、他府県に病院を確保するかの二択に迫られていると思います。日本のお産の近未来図として、これからも注目していきます。
あと横浜無資格助産事件の不起訴処分も、「刑事処分がお産の現場に与える影響」ってのを考慮に入れたようです。判事GJ。