サイトメガロウィルスと先天性聴覚障害

日本人の先天性聴覚障害の約2割が、胎児期のサイトメガロウイルス感染によるものであることが、厚生労働省研究班の調査で初めて分かった。
 先天性聴覚障害は新生児1000人に1人程度で多くは遺伝性だが、このウイルスの感染による発症の割合は不明だった。出生直後に感染の有無を調べておけば、補聴器や人工内耳など対策を早期に講じることができ、障害の軽減が期待できるという。

福島県内の2歳以下で発症した聴覚障害児47人のへその緒からサイトメガロウィルスの母子感染を調べたところ、21%に相当する10人が感染していたそうです。それって健常な子どもの感染割合がわからなきゃ結論は出せないと思うんですが、この新聞記事に載ってないだけでオリジナル論文には当然記載されてると思いたい。