生物学者としての天皇陛下

昭和天皇も優れた生物学者でいらっしゃって、その様子は太陽でも描かれていました。秋篠宮親王は鳥類学者でしたっけ?職業選択の自由がない方々なのに、激務の合間を縫って研究される姿勢に感銘を受けます。もっとも、そんなところにお嫁にいらっしゃった皇后さまのご苦労を考えると・・・(以下略
天皇陛下 ハゼ研究半世紀、科学めぐる旅へ

 最初の論文執筆にかかわった東京水産大(現・東京海洋大)の高木和徳名誉教授は「陛下はとにかく研究熱心。何度でも質問され、何時間でも議論しました」と話す。皇后さまも14日の会見で、婚約直後に陛下が魚類について専門用語で話してくれた思い出に触れ、「びっくりし、大変なところにお嫁に来ることになったと少し心配いたしました」と振り返った。

 年間500回に及ぶ宮中祭祀(さいし)や視察での外出など、「年間予定は真っ黒」(側近)という日々。その合間を縫って、陛下は皇居内の生物学研究所に足を運ぶ。ここには国内外から集められた約10万体のハゼ標本があり、陛下は顕微鏡をのぞき、計測結果を紙に書き留めていく。

 高木さんは「陛下は研究の時間が最もリラックスされ、生き生きとされているようにお見受けする。欧州では科学者としての時間を楽しんで頂きたい」と話す。