蛇に睨まれた蛙

 カエルは3センチほどのマダラヤドクガエル36匹。生息地の中南米では、外敵に食べられないように皮膚から毒を出す。かたやヘビは体長140センチの南米原産種だが、日本生まれのエメラルドツリーボア。(中略)
 結果は――ヘビは全く無反応。1メートル四方の展示室でカエルは恐れることなく、とぐろを巻くヘビの頭の上をはね回ることも。小宮輝之園長は「日本生まれのヘビでも、黒地に緑文様のカエルは危険と本能が知らせているのでは」と話す。ただしヤドクガエルは現地と食べ物が違うため、日本では無毒になっている

ヤドクガエルがヘビを恐れないのはいいと思うんですよ。自分は毒で防御されてるって本能に従ってるだけでしょうから。問題はカエルを見ても襲い掛からないヘビのほうなんじゃないでしょうか。捕食本能が見事に消えてるのか、それとも餌を数日間与えなくてもカエルは無事なのか・・・それを見ない限り実験としては片手落ちかと思います。話題としては非常に興味深いです。そしてオチが最高。