言語と感受性

使用語彙の多さって、僕は言葉のにおいを嗅ぎわける力だとかそういう感性に関係してるんだと思うんですよね。言葉の違いに敏感じゃなきゃ、わざわざ使い分ける必要はなくて最低限の語彙数ですませようと考えるのかもしれませんけど、やっぱり言葉ひとつひとつはもってるにおいが違うんだと思う。そういうことに敏感な感性がないと言葉の違いがわからなくて、結局、使用語彙数が増えていかないんじゃないかな、と。

偶然なんですが、数日前の忘年会の話題の1つが「留学生を何人か見てると、明らかに女性の方が日本語習得が早いのはどうしてか」だったので、この文章は非常にタイムリーかつ興味深いです。
なるほど女性の方が外国語取得が早いのは、感受性が強い人が多いからなのかもしれません。では逆に、頑迷なほど母国語に執着する留学生に男性が多いのは、「理解語彙と使用語彙」のギャップなんでしょうか。この辺りの研究は既にありそうだ。