勤務医の仕事はどこまで

 診療以外の業務を14種に分けて負担感を尋ねたところ、「大変負担」「負担」とする回答が多いのは、〈1〉民間の医療保険書類の記入(70%)〈2〉薬や検査などを指示する伝票整理(61%)〈3〉診断書(60%)〈4〉他病院への紹介状(59%)〈5〉患者・家族への説明(54%)の順だった。医療保険書類や診断書は患者側から作成を依頼されることが多い。
 これらの業務のうち、「事務職や看護師など、他職種に分担してもらえる」という回答が7割を超えたのは、〈1〉伝票整理〈2〉検査や処置の予約〈3〉民間保険書類の記入など。逆に、「すべて医師が行うべきだ」との回答が多かったのは、カルテ記載や患者・家族への説明などだった。本来医師の業務ではない業務がどの程度あるか聞いたところ、約4割が「10〜20%」と答えた。

全国社会保険協会連合会が今年8月、全国52の社会保険病院のうち、250床以上を中心とした31病院の常勤医1406人に対して行ったアンケートの結果。回答割合 66.2%。
医師が負担を感じる業務のうち、どこまでが医師がやるべきか判断に苦しみますが、医師以外の人ができる仕事なら積極的に他の業種の人に回していけないものでしょうか。医師不足・医師疲弊が問題になっている今だからこそ、できることから変えていかないと。
ドクハラについて… : 生活・身近な話題 : 発言小町
このトピでは珍しくコマッチャー達が正論を言ってます。この医師の言葉遣いは確かに問題ですが、下痢と嘔吐の1歳半の幼児を夜間診療の内科医に診せるのはいいことがないです。こういう母親に説教するのも医師の役目、ときに坊主の役目までやらされるとは・・・一般人は医師にどこまで期待しつづけるんでしょうか。その期待に医師たちが逃げ出して近所の病院が閉鎖になるまで気づかない?
【追記】

 「呼び出しに応じちゃうなんて真田先生はまだ熱いんだよ。下手なことしたら訴えられちゃうからね。もう、医療サービスなんだよ。求められたサービスを、求められただけ提供。カスタマーの満足が評価基準。24時間365日、コンビニなみにサービスを提供する」T先生が言った。

前号「急病人です!!」以前から読んでる現役医師のコラム。過去3か月分ならバックナンバーが読めます。医師が一番負担を感じること、というか医師の本来の業務に一番邪魔になってるのは、このコンビニ化+「下手なことしたら訴えられてしまう」と萎縮させる社会風潮だと思うう。