免疫抑制剤なしで腎移植

 チームの河合達郎・准教授らは、重い腎臓病の22〜46歳の患者5人に親族から生体腎移植をする際、免疫系で働くリンパ球などになる幹細胞を含んだ骨髄も提供者から採り、同時に移植した。
 骨髄移植の併用は、提供者の身体的負担を増やすことになるが、患者5人のうち4人は手術の9〜14カ月後から、免疫抑制剤なしでも拒絶反応が起きなくなり、手術後2?5年たっても腎機能は良好という。

オリジナル論文 →
HLA-Mismatched Renal Transplantation without Maintenance Immunosuppression. Kawai et al. NEJM 2008 358:353-361 .
これはすごい。腎臓と一緒にドナーの骨髄肝細胞を移植すれば拒否反応も出ないということですか。力技のような、妙技なような。