エセ全盲で生活保護

調べでは、丸山容疑者は障害がある場合に受給額が加算される制度を悪用。目が見えるのに「視覚障害1級(全盲)」の認定を受け、07年11月?08年2月の4カ月間で市から受給した生活保護費のうち、障害加算額と重度障害加算額の計16万4920円をだまし取った疑い。容疑を認めているという。(中略)
 丸山容疑者は同市中央区の眼科医に「視神経炎」で「ほぼ全盲」と診断され、市が99年4月に障害認定した。

知り合いの眼科医が飲み会の席で話してくれたケースが現実にあるとは・・・眼科には一定の割合で「目が見えない」と来院する患者がいて、彼らの目的がこの障害者認定の生活保護。もちろん知り合いの眼科医はきちんと見抜いて諭して帰すそうですが「日本の教科書には偽称への対応がほとんど書いてない。アメリカの教科書には一章ぐらい割かれてるのに」と嘆いておられました。患者だけじゃなく、今回のケースのようにいい加減な診断を下す意識の低い医師も、残念ながら皆無ではないとのこと。嘆かわしくも悩ましい。