相撲協会がキナ臭くなってまいりました

 理事長への反対には、求心力が著しく低下した現状と、強い“身内の論理”があった。相撲界では師匠の命令は絶対で、弟子はそれに従うのが当然。今回も師匠の指示で制裁がエスカレートし、悲劇が起きた。協会内では3力士を「加害者であり被害者」とかばう声もあり、今後、主導は元時津風親方にあったことが判明する可能性もあり、永久追放となる解雇は重いとする意見が支配した。友綱親方は「自分の思ったように進んでよかった。(復帰への道が)閉ざされないようにと思ったからね」。

北の湖理事長は「そんな甘い姿勢でいいのか。ここでけじめをつけるべきじゃないのか」「静観ばかりしていると世間から相当に厳しい批判を浴びるぞ。それでもいいのか」と解雇を強硬に主張。それに対し他の理事は有罪確定まで解雇しない案が出され、1対9で処分保留と決まったそうです。元祖ヒール横綱北の湖理事長は4選直後から立場が怪しくなってきましたね。2日後から「荒れる」大阪場所が開催されますが、相撲協会理事会も荒れてきた模様です。