ヒトは社会承認が必要な動物

ルーク・ピッタードさん(25歳)は1年半前に宝くじに当選しました。その大きな当選額に普通の人がするような祝い方をしました。家を買ったり、派手な結婚式を挙げたり、旅行に行ったりというようなことです。
その後、彼は仕事が恋しくなってきたことに気づいたのです。そして彼は早朝に起きて、ハンバーガーをひっくり返して時給5.85ポンドという仕事に戻ってきて、幸せなんだそうです。
「周りの人は僕がおかしいんじゃないかと思っているみたいだけど、人生はお金だけじゃないのさ」彼はそう言っています。
「もともと仕事が楽しかったし、ミリオネアになって、戻ってきても楽しいよ」

いや、別におかしくないだろう。欧米の上流階級のご夫人たちは慈善事業に携わってる伝統があるし、最近ではビル・ゲイツ夫妻が私財をなげうって慈善団体を立ち上げ運営してます。金は生存に必要なものだけれど、必要分を補って有り余る金額を手に入れた後でも社会承認がなきゃ「幸せ」じゃないという証拠だと思いますよ。かといってその手段が「マックのハンバーガーを焼く」のがベストかどうか・・・それは個々人のライフスタイルってことで。