1億円の費用対効果

 孫娘と一緒に、リンリンへの献花で上野動物園を訪れた東京都台東区の大島佐代子さんは「来ると聞いて本当にうれしかった。費用がかかると言われているけど、子どもたちが癒やされるならば仕方ない」と歓迎した。(中略)
 一方、主(あるじ)のいないパンダ舎を訪れ「さみしい」と言った東京都武蔵野市の無職女性(66)は「都や国の財政も悪いし、国内には他にもパンダがいるわけだから、高いお金がかかるなら無理しなくてもいいのでは……」と語った。

パンダのレンタル料ってペアで1年1億円ですってね。しかも繁殖に成功したとしても産まれた子どもは中国籍。それって貸与国がレンタル料と飼育代を負担して中国のパンダ外交を助けてるだけなのでは?
パンダが動物園にいるのは、確かに子ども達は喜ぶでしょうし学術的な価値も高いでしょう。しかし国内に数頭いるのに「子どもたちが癒やされるならば仕方ない」、と追加の1億円を毎年中国に払い続けられるほど日本はリッチじゃないと思います。そのお金を産科業界に回した方がよっぽど子ども達が癒されるのでは?
【追記】
レンタル料に追加して研究費が年5000万円ですか。そりゃ大抵の研究プロジェクトより間違いなく予算食ってます。年間1億5千万円×3あれば「必要だ」と自民党議員が喚いてる道路だってつくれるだろうし、医師不足に悩んでる地域に医師を派遣できるだろう。それら必要な項目と「子ども達の癒し」を比較検討した上でレンタルするっていうのなら納得もします。しかし福田さんが何となく「レンタルしてほしい」と口にして、どっから予算が分配されるんだろう?

今回の貸与条件は不明だが、レンタル料はつがいで2頭を飼育している神戸市の王子動物園で年間計約1億円。しかし、純粋な増収効果は1億円に満たないといい、さらに研究費としても、年間5000万円が必要という。