人より優先?

 新華社電によると、四川大地震によるパンダへの被害の有無を調べていた中国国家林業局は13日、震源地に最も近い四川省臥竜自然保護区にあるパンダ保護研究センターの86頭を含め計144頭のパンダの無事を確認した。
 臥竜の保護研究センターとは地震が発生して以来連絡が取れなくなっていたが、衛星電話を通じて自然保護区管理局と連絡が取れ無事が確認された。
 同省成都雅安両市にそれぞれ設けられているパンダ繁殖育成研究基地で飼育・保護されているパンダの無事も確認された。

まぁねぇ、1つがいで年間1億円の外貨を稼げるドル箱なんですから、そいつらの安否確認は重要事項なんでしょう。しかし人が住んでる建物が全壊続出で何千人もの被災者が出てるのに、パンダは全頭無事ってのは・・・感情的に引っかかります。もちろんパンダでもヒトでも被害が少ないに越したことはないんですが。
恐らく中国政府としては、チベット自治区の問題といい、今回の地震といい、国威をかけた五輪前にドウシテアルカ?!というのが本心なんでしょう。そういうのを日本では「日頃の行いが(略)」って言うんですよ。

 最初に質問した「シンガポール連合早報」の記者は、彼らが受けた四川省地震局職員7人の訴えを示し、これらの職員が数日前に地震の予兆に気付いたが局では五輪前の安全保障のためにこの情報を発表することは禁じられていたということを指摘した。
 これに対し張宏衛氏は「この推測は道理に合わない」と答えた。続いて張暁東氏が地震予測は「世界の難題」と回避。(中略)
 同氏がこれらの質問に回答した時、記者会見会場にいた他の中国メディア関係者らは無言で首を横に振っていたという。