悪い冗談ならいいのに

 裁判所の同僚女性職員に対するストーカー規制法違反の疑いで逮捕された宇都宮地裁判事、下山芳晴容疑者(55)=東京都文京区=が、浦和地裁(現・さいたま地裁)の裁判官だった当時、同法制定のきっかけとなった埼玉県桶川市の女子大生刺殺事件の公判を担当していたことが23日、分かった。
 さいたま地裁などによると、下山容疑者は同地裁刑事部の裁判官だった平成13年、2年前に桶川市で起きた女子大生刺殺事件の裁判を担当。傍聴人から「公判中に居眠りをしている」と指摘があったため、事情を聴いた上で同地裁民事部に配置換えになったという。

桶川市の事件は容疑者が50歳の時に担当した公判という計算になりますね。仕事中に居眠りした上に、5年後に自分が同類の事件で逮捕されるとは夢にも思わなかったでしょう。桶川の遺族にも今回の被害者にも信じられない過去が、よく出てきたもんだ。