どこも似たようなもんか?

一年間見てきて分かったことだが、教授がお好きな学生は、考えるよりまず手を動かして、バリバリ実験して、元気が良くて、少し生意気で、ちょっとバカなタイプの学生であるようだ。
一方の僕はメモ魔で、実験よりも論文や本を読む乱読家で、空論と妄想と知識の蓄積に快感を覚えて、でっかい荷物をいつも持ち歩いていて、泥臭い作業を嫌い、基本的に無口。
これが僕のスタイルであって、性格でもある。四月に修士卒後の進路に関する面談があって、そこで教授に言われたのがタイトルのセリフだ。これを言われた瞬間、ああ、僕はこの人に理解してもらえないな、と思った。

実験畑の教授がインフォマ系に抱く印象って、似たり寄ったりなものなんだなぁと妙な救いを覚えた*1。1日12時間拘束は実験してるんなら当たり前かもしれないけどアルゴリズム系にはシンドい・・・夕方になってくると明らかに頭の回転が鈍ってくるのが自分でわかる。

*1:バイオインフォ系の准教授は、学位審査のとき教授に「僕にはこれが何の役に立つかよくわからないが、これから頑張って」と言われたらしい