差し押さえ品のネットオークション

 「ゼロ戦旋盤工の芸術作品。世界にふたつとないSL機関車D51の模型」 財政難で「第二の夕張」ともいわれる北海道赤平市は06年、こんなタイトルで模型をネット競売にかけた。落札額は800万円、市が出した見積額の16倍。地方自治体が出品した動産品(自動車を除く)で過去最高額だ。(中略)
 落札者は福井市でスポーツミュージアムを経営する山田勝三さん(63)。知る人ぞ知る珍品や逸品のコレクターだ。「魂の入った作品だと思った。どうしても欲しくなった」。落札額は滞納額を上回り、一部は滞納者に戻されたという。(中略)
 長野県飯山市は昨年、掛け軸「老松」を鑑定せずに5千円で出品、500倍の値がついた。担当者は「鑑定すれば費用がかかる。滞納者といくらで始める?と相談して決めた。落札者が納得すればいいと思う」。

見積価格 5000円→落札価格 250万円ってすごすぎ。鑑定団もびっくりの高額です。800万円で売れたSL模型は滞納額を上回り、差額が滞納者に戻されるという破格っぷりです。改めて世の中には色んな趣味の人がいるんだなぁ・・・大阪府も彼方此方に眠ってる「珍品お宝」をオークションに出せば数千万円ぐらい賄えるのでは?