大山鳴動して鼠一匹

 緊急地震速報が14日夜に誤って流れた問題で、気象庁(東京都千代田区)の本庁舎を含む全国数カ所で避難騒ぎが起きていたことがわかった。いずれも同じメーカーの受信機が流しており、気象庁は実態調査を始めた。14日午後7時40分過ぎ、気象庁1階にある財団法人気象業務支援センターでは警報音が鳴り、「震度7」と表示された。(中略)
 受信機はモバイル放送(本社・東京)が配信する速報を受信する仕組みで、いずれもサンコーシヤ製。同社によると、震度7〜6弱と表示されたケースが、都内2件、宮城県1件、山梨県1件、愛知県2件の計6件あり、「びっくりして動けなかった」などの声が寄せられたという。

緊急地震速報誤報は社会インフラとして問題ですが、こうやって運用面の問題が浮き彫りになったのは有意義だと思います。東京で震度5強が出ただけで動かなくなるエレベータが続発したときも、それで問題が発覚して改善への道筋が立ったわけですし。速報を受けても適切に動けるよう避難訓練をしましょうね。