事件のワイドショー的報道規制を

愛知県の東名高速道路で起きた高速バス乗っ取り事件で、監禁と銃刀法違反容疑で逮捕された山口県宇部市の中学2年の少年(14)が県警の調べに対し、乗っ取りを計画したきっかけについて「母親がずっと前に西鉄のバスジャック事件について話していたのを思い出した」と供述していることが18日分かった。

菅野昭一容疑者(33)が警視庁の調べに「最近あちこちで通り魔事件が起きており、刃物なら簡単に殺せると思った」と供述していることがわかった。さらに「大変なことをしてしまった」とも話しているという。菅野容疑者は24日、殺人容疑などで送検された。
 茨城県土浦市で3月、8人が包丁で刺されて死傷し、6月8日には東京・秋葉原で17人がナイフで刺されるなどしたが、菅野容疑者はこれらの事件を「テレビのニュースで見て知っていた」と話しているという。

最近起きた2つの事件ですが、2容疑者とも過去に起きた事件の報道をヒントにしたと供述しています。これはマスコミが事件の詳細を扇情的に追いかける副作用でしょう。WHOの「自殺事例報道に関するガイドライン」すら守らない日本のマスコミが、どこまで自粛できるかは期待できませんが。