ご覧、あれが先祖の骨だ

ドイツの博物館に展示されているのは、およそ3000年前、青銅器時代、洞窟に住んでいたとされるヒトの骨。
 1993年に発見されたこれら40体の人骨は、保存状態が非常によく、DNA鑑定が可能だったということで、地元市民数千人が唾液などを提供して鑑定に協力しました。
 その結果、ドイツ北部・ニーダーザクセン州の58歳の教師と48歳の測量技師の男性2人のDNAが、洞窟にあった人骨と一致したということです。 人骨はおよそ130世代前のものとみられていて、思いもかけない発見に、男性の1人は「本当に驚いた。普通の人にはおこらないようなことで、言葉では言い表せない」と語っていました。

約3,000年前のヒトの骨が、実は自分の先祖だったと言われたら・・・微妙な気分と科学のロマンのない交ぜにあいそうです。「DNAが一致」っていうのはどういう計算なのかが気になりますが、もしその一致割合が血縁関係を証明してくれるものなら、少なくても40体のうちの1人は130世代も存続する生殖に成功したってことですよね。これが本当の勝ち組。