事故米で太田農水相が辞任

三笠フーズ」による汚染米の転売問題の責任を取り、太田誠一農林水産相は19日午前、福田康夫首相に辞表を提出した。この問題をめぐっては、同省の白須敏朗事務次官が更迭されたばかり。太田農水相は、同省が不正を見抜けず社会を混乱させたことを重く受け止めたと見られる。

農水省の便宜上のトップである太田農水相が辞表を提出しました。とはいえ太田さんはそもそも事務所費問題で進退が危ぶまれてましたし、福田政権自体が残り数日の命なわけですから、今この時点で名ばかりのトップが辞めても何も変わりません。白須敏朗事務次官が更迭されて、大臣も辞任して、便宜上は責任問題は終わったという形にしたい意図が透けて見えます。
最初は食用なんてトンデモナイ、とされていた事故米が、あれよあれよという間に焼酎、和菓子、果ては中学校給食コンビニおにぎりまでと広がりを見せています。NHKニュース9で、事故米がどうやって国産最高級米に変わっていったのかを追跡したコーナーがあったのですが、「どこかでいつの間にか」というキツネにつままれたような話しか出てきませんでした。中国ギョウザ事件のときは「安いものにはやっぱりそれなりの理由があるんだ。気をつけよう(特に中国産には)」と思っていました。今回の事故米では「国産なんて書いてあっても本当は毒入り工業用米かも。どれを買えばいいんだ」という疑心暗鬼な状態になってますが、このままウヤムヤにするつもりでしょうかねぇ>農水省。消費省なんて設置しても、何か変わるとは思えないです。