田母神さんと言論の自由

 防衛省が田母神氏の懲戒処分を検討したことについて、岩永浩美参院議員は「田母神氏の持論がなぜ悪いのか」と発言。土屋正忠衆院議員も「ものの考え方で懲戒処分しようというのなら、憲法の思想信条の自由はどうなる」などと田母神氏を擁護した。別の議員は「論文で政治問題化させたことの当、不当と歴史認識は別問題。政府がそこを混同するととんでもないことになる」と吐き捨てた。

自衛隊のトップに近い人が過激な思想を持ってるのは危険だと思いますが、他方で言論の自由が損なわれる方が怖い気もします。昨日の参議院参考人質疑で、この点をちゃんと指摘してくれた議員がいたことに少しホッとしました。
「ああ、まただ」とため息=国会でも持論展開に−防衛省職員ら(時事通信)
防衛省の人たちは田母神さんに頭を抱える人も多いんでしょう。他人の頭の中をコントロールする方法は(今のところ)ないんですから、色んな思想を持つ人がいてもトラブルなく業務を遂行できる管理システムを作るか、逆に好ましくない思想の持ち主は最初から自衛隊に入れさせないか、どちらかしかないのかもしれません。ほら、鉄ちゃんはJRに就職できないっていうじゃないっすか。あれと同じような原理をもって、田母神さん的思想の人は自衛隊に入隊できないか、一定以上の階級には上げさせないとかね。半分ギャグで書いてますけど、どうでしょ?