腐った点滴

 入院中の五女(1歳10か月)が受けていた点滴に、腐敗した水を混ぜ、殺害しようとしたとして、京都府警は24日、母親で岐阜県関市の主婦(35)を殺人未遂容疑で逮捕した。

 母親は混入を認めたが、「死なせるためではなく、子どもが病気になれば、付き添って看病できると思った」と殺意は否認している。(中略)

 母親が説明する犯行動機について、子どもに意図的に危害を加えて、周囲の関心を引こうとする精神疾患の可能性があると、京大病院が分析しているという。

 母親と五女は、夫と長女との4人家族。母親は五女に付き添い、京都市内に滞在していた。次女、三女、四女はいずれも、4歳までの乳幼児期に病院で病死したといい、府警は、それぞれの死亡の経緯についても慎重に調べる。

母親が自分に注意をひきたくて我が子に危害を加える、という話は聞いたことがありますが、これはひどい。なぜって五女なのに家族構成が父・母・長女・五女の4人家族・・・間の3人娘は母親の凶行の犠牲になったんでしょう。逆に長女が無事なのが奇跡的なぐらいだ。
【追記】
京都新聞には「代理ミュンヒハウゼン症候群」との紹介あり。ミュンヒハウゼンとは、18世紀にいたほらふき男爵の名前だそうです。母親の実名報道を避けたのは「五女の将来を考慮した」だそうで・・・でも長女はわかっちゃうよね。哀れなり。

 京都府警は「五女の将来を考慮した」として、母親の氏名を発表していない。
 親が薬物などを使って子どもを重篤な病気に見せかけるため、虐待行為を継続的に続ける症例は「代理ミュンヒハウゼン症候群」と呼ばれる。