全国の中学給食導入割合
保護者は事前に18回分5500円(手数料込み)を払い込む。入金確認後に予約可能となり、食べる日とメニューに印をつけたマークシートを学校に持参するか、パソコンや携帯電話からアクセスするネット上で予約する仕組みだ。
前払い制は未納を防ぐ強力な手段だ。市教委は「給食費督促の負担がないので学校現場も歓迎している」と話す。(中略)
文科省学校健康教育課は「学校給食法は、小中学校で給食を出すように努めることを定めている。国としては完全給食を望むが、判断するのは学校設置者の自治体」と語る。材料費は保護者、調理の委託費や栄養士の人件費は自治体が持つと決まっており、大きな財政負担に足踏みする自治体も少なくない。全国最低の大阪府は、高度成長期に学校建設に追われたことと、市町村の財政難が原因と見ている。府内では昼食を持参しない子もおり、欠食が問題化している。府は、府公立中学校スクールランチ等推進協議会を設け、市町村への財政支援も念頭に、給食のあり方を検討し始めた。
神奈川県も横浜市や川崎市など大きな自治体が軒並み、給食を提供していない。横浜市は「中学生ともなれば、どういう栄養を取るのか自分で選択してほしい」と話す。
中学=弁当の地域の出身者として、全国の中学校の給食割合がどんくらいかきになったので、記事にあった表をソートしてみました。
順位 | 都道府県 | 中学の給食実施状況(%) |
---|---|---|
1 | 富山 | 100 |
1 | 愛知 | 100 |
3 | 鹿児島 | 99.6 |
4 | 埼玉 | 99.5 |
4 | 岐阜 | 99.5 |
4 | 熊本 | 99.5 |
... | ... | ... |
42 | 和歌山 | 50.4 |
43 | 滋賀 | 48 |
44 | 兵庫 | 45.1 |
45 | 三重 | 41.8 |
46 | 神奈川 | 12.7 |
47 | 大阪 | 10.2 |
平均 | 79.9 |
へぇ、全国的には中学も給食があるほうが大多数なんだ。平均79.9%を下回るのは長崎、鳥取、佐賀、奈良、山形、京都、広島、福岡、高知、和歌山、滋賀、兵庫、三重、神奈川、大阪。神奈川を除いて中部以西ですね。何か文化的な背景でもあるんでしょうか。それにしても神奈川と大阪のブッチ切りの低さが光ります。「欠食が問題化している」って、GHQが粉ミルクを支給した戦後じゃないんですから(汗) 橋本府知事は「子どもが笑う府政」を実現すべく、大阪の公立校の給食事情を改善したほうがいい。本気で心配してます。