表札泥棒は謎だらけ

 世の中にはいろんな趣味の人がいるもんだ。表札コレクターがいるとはね。その趣味自体に共感できないんだけど、珍しいものがほしいという動機は何となくわかる気がするかな。どんな趣味でも、貴重なものをありがたがるわけですから、と思ったら、ほんとの動機が違うところにあるのが法廷で明らかになったのです。(中略)
 取り調べに対し、被告人は「小・中学生のころ好きだった女性の名字や、その女性の名前に使われている漢字が入った表札を狙った。電話帳で気に入った名前をチェックして、手帳に記入していた。散歩の途中でも盗めるように、マイナスドライバーを常に所持していた」と述べているそうな。

 というわけで、珍名狙いじゃなくて、子供のころに好きだった女子の名字狙いだったようです。これは、なかなか理解しがたい動機だなぁ。ちなみに、起訴された3件とも好きだった女子の名前が入っていた表札だったようです。

今年2月に逮捕された表札泥棒に対し、気持ちはわからんでもないというエントリーを書いたんですが、公判内容を読んでサッパリわからなくなりました。珍しい苗字の表札を狙ったんじゃなかったのかよ、お前にはガッカリだ。さらに印鑑を買い集めてたり、体調不良で生活保護を受けていたのに「散歩が趣味で1日7〜8時間歩く」とか。42歳にして小・中学生のころ好きだった女子の字の表札を盗むとか、もう訳わかりません。世の中には想像すらつかないモチベーションを持った人がいたもんだ。