高校生は流行に敏感

兵庫県では神戸高校(神戸市灘区)と兵庫高校(同市長田区)に加え、18日未明までに、新たに高砂高校(高砂市)と八鹿(ようか)高校(養父(やぶ)市)、和田山高校(朝来市)でも感染が確認された。県内の広い範囲にまたがっているが、バレーボール部の対戦を通じて5校は結びついていた。

 各高校などへの取材によると、18日未明までに感染が確認された5校の生徒は計33人で、うち少なくとも14人がバレー部員。5校とも感染した生徒の中にバレー部員が含まれていた。新たに感染が確認された八鹿高校の教員はバレー部の顧問を務めている。(中略)

八鹿高校は9、10日に和田山高校と試合をし、5日には神戸市内の別の公立高校と試合をした。この公立高校は神戸高校や兵庫高校と一緒に2日のトーナメントに参加、4日にも兵庫高校と練習試合をしていて、7日から学校を休む部員が出ていたという。

 八鹿高校では11日に男子部員が症状を訴え、12日には兵庫高校の部員がインフルエンザの簡易検査で陽性と判定された。13日には高砂高校の部員も症状を訴えた。

 兵庫県井戸敏三知事は17日夜の記者会見で「状況からみて、バレーボールを通じて感染が広がった蓋然(がい・ぜん)性は高い」と話した。

新型インフルエンザ、週末が明けてますますの感染の拡大が明らかになってきました。高校生に加えて神戸の銀行員やら駅コンビニ店員も感染が確認されたとか。これらは接客業で不特定多数と応対するだけに心配です。
兵庫と大阪の高校生で感染が多いのは部活の校外試合が契機だったようです。最初は9日に発覚したカナダ帰着の飛行機の搭乗者が感染源かと思っていたのですが、この記事の経緯が信頼に足るなら、GW明けの7日から症状が出た学生がいることになります。恐らく「4日の練習試合」が感染爆発のキッカケなのでしょう。ここまで情報が特定されると、該当校・該当部活に所属してGW前半に海外旅行に行ったヤツ・・・と感染源探しされてないか心配になります。
一方で大阪府の私立高校では感染者に共通の部活なども見当たらず、感染ルートは全く不明とのこと。こっちの方が不気味だ。もうしばらくしたら感染ルートを探索した疫学論文が出るでしょうから、それ待ちをしつつ、大人しく家にこもります。
【追記】
大阪府八尾市の小学生が乗った遠足バスが、明石大橋を渡ったところで引き返すとか可哀相すぎだろ。すでに出発して感染地域の外に出たんだから柔軟に対応すればいいのに。
突然の全面休校、学校混乱 遠足バス途中で引き返しも