魁皇をいじめるな!

大相撲の大関魁皇(36)=友綱=が2日、都内の日本外国特派員協会で会見した。外国人記者を中心とした質疑に応じ、「引退はいつ?」、「朝青龍についてどう思うか?」など想定外?の質問に、さしものベテラン大関もタジタジだった。

 引退時期については「いつとは考えていないです。いつそういう時期がきてもおかしくないから、一場所一場所、体のケアをしたい」と苦笑い。日本人横綱がいないと指摘されると「自分たちにも責任があるのかな」と答えた。

 朝青龍の破天荒な行動について評価を求められると「何でも行き過ぎなければいいと思いますが…。横綱も…」と言葉を詰まらせた。大関という立場上、答えにくい質問に「伝統、文化を壊さなければいいのでは」と、慎重に言葉を選んだ。

 外国人記者に押されっぱなしの魁皇だったが、「場所が始まるころは、常に優勝したいという気持ちを持って場所に向かう」と勝負師の顔も。約1時間半の質疑応答を終え、「うまく話せたかなあ?」と、疲れた表情で慣れない仕事を振り返った。

外国人記者は全然分かってないんだ。少なくとも九州場所まで引退するはずないじゃないか、と毎年思わせるのが魁皇の仕事なのにさ。魁皇の右小手投げがどれだけ価値があるのか、この1年に肘をいわせた若手力士との取組ビデオを見て猛省するといいよ。