歩きメール

 警視庁が、ひったくりで検挙した少年少女計110人に犯行時の模様などを尋ねたところ、狙われやすい状況が浮かび上がった。

 女性や高齢者が主な標的だったが、中には「携帯メールをしている人は、周囲への注意が欠けており、狙い目」との声もあった。同庁は注意を呼びかけるとともに、ひったくり犯の心理分析を続け、対策につなげたいとしている。(中略)
「携帯電話でメール中の人は狙いやすい」という回答もあった。携帯の画面に集中している人は、周囲に対する注意力がそがれがちで、ひったくり犯の標的になりやすいようだ。

歩きながら本を読むのは二宮尊徳ぐらいなものなのに、歩きながら携帯メールする人って多いよなぁ。どうしてだろう。後ろから見ててもフラフラしてて実に危ないと思ってはいたんですが、ひったくりの標的になってるとは。しかし歩きメールしてる人たちはメール中毒者だから、この記事を読んでも止めないだろうね。
ところで「ひったくりで検挙した少年少女」の手口がすごいです。ここまでくるとイタリアやスペインあたりのスリ集団に匹敵するよな。その頭を勉強に回せばよかったのに。

 捕まらないための手口も巧妙化していた。「目立たないよう黒い服を着る」「犯行後の着替えを用意する」といった回答のほか、「ひったくった後、仲間が被害者を助けるふりをして声をかけると、110番されない」などと話す少年もいたという。