何事もほどほどがいい?

カナダの11326人の成人のBMIと死亡の関係を12年以上追跡した結果。

身長が167cmの女性なら、最も死亡率が高いのは49.9kg以下の痩せ、次いで95.7kg以上の超肥満、次に81.65-95.25kgの肥満、そして50.35-68.04kgの正常体重で、最も長生きなのが68-81.19kgの過体重の集団。

身長167cmなら50kg未満は痩せすぎですが、芸能人かモデルにはゴロゴロいそうです。見た目が勝負な彼女らは、力士並みの95kg越しのデブより早死にするんですね・・・どんだけ身体に負担がかかってるんだろうか。
Weight-loss surgery cuts cancer risks in women
こちらは逆のアプローチの研究です。スェーデンの肥満体の人を2群にわけ、2,010人には手術による減量療法*1を、2,037人には従来の食事・運動指導を行い、10年間追跡して解析を行ったそうです。その結果、手術群の方が体重が減っており、発ガン割合も3割減だとか。ただし効果の殆どが女性に見られるそうで、その考察としてa)女性の方が参加者が多い、b)脂肪量が減少するとまず閉月後のホルモンレベルが変わり、婦人系ガンに影響が出やすい反面、男性に多いガンへの影響が観察できるのは時間がかかるのかもしれない。という話でした。どちらにせよ長生きしたければ痩せすぎ、太りすぎはいけないってことですね。

*1:KONISHIKIが受けたのと同様の胃の縮小手術か?