なら仕方あるまい

2国間の経済連携協定(EPA)に基づき、昨年初めて日本に派遣されたインドネシア人看護師候補者から、初の脱落者が出ていたことが分かった。青森県八戸市の病院で働いていたヌルル・フダさん(26)は、現地の気候が体に合わず9カ月で帰国を余儀なくされたが、「周囲の日本人はいつもやさしい言葉をかけてくれた。今も感謝している」と日本での生活を振り返っている。

 昨年8月、他の候補者とともにインドネシアをたったヌルルさんは、2月まで東京で研修を受けた。子供のころから気温が下がると鼻炎などを起こしていたが、「研修中は体調に問題はなかった」と話す。しかし、八戸に赴任した後、頭痛や顔や全身の皮膚が腫れる症状が出るようになったという。

 インドネシアの中でも高温多湿なスマトラ島中部出身のヌルルさんにとって、冬の八戸は「想像をはるかに超えた寒さ」で、徒歩5分の通勤さえ「寒くて気を失いそうになった」。薬の処方も受けたが症状は改善せず、週に3〜4日しか出勤できない状態が続き、「このままでは周囲に迷惑をかける」と帰国を決断。契約を取り消し、5月初めに自費で故郷に戻った。

八戸は寒いです。ただの寒がりってレベルじゃなく、これはもう冷気アレルギーですよね。赴任前に適正チェックしなかったんだろうか。それに八戸が駄目でも四国や九州など温暖湿潤なところは日本にも沢山あるんだから、慈悲でインドネシアに帰国するぐらいだったら転地願いぐらいは出せなかったんだろうか。半年も研修を受けた有能な看護師なのに、mottainai