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村上春樹氏:「1Q84」を語る 単独インタビュー
(1)「来夏めどに第3部」

(2) 個人を二重に圧殺
(3止) 物語の「善き力」を
1Q84の続編を執筆中とのことです。よかった、あのまますれ違った青豆と天吾はいなかったんだ。

 −−刊行から3カ月余り。この間、なされた批評について聞くと……。

 「全く読んでいません。いつも読まないんだけど、特に今、『BOOK3』を書いているから。まっさらな状態で執筆に集中したいから。1、2を書き上げた時はこれで完全に終わりと思っていたんです。バッハの『平均律クラヴィーア曲集』をフォーマットにしたのは、もともと2巻で完結と考え、そうしたわけです。でもしばらくして、やっぱり3を書いてみたいという気持ちになってきた。これから物事はどのように進んでいくのだろうと。時期的にはなるべく早く、来年初夏を目安に出すことを考えています」

やはり、ねじまき鳥と同様、当所は続編の予定はなかったんですね。でも続きを書きたくなる魅力が1Q84にもあったんですよ。いやー来年初夏が楽しみでなりません。