冠婚 vs. 葬祭

 東京都新宿区で結婚式場「セレス高田馬場」を経営する「千代田セレモニー」(荒川区)が、式場の向かいに建設中の区民施設を葬儀場として使用しないよう新宿区に求め、東京地裁に提訴していたことが分かった。同社は「日本人は縁起を重んじる。利用者の減少は避けられない」と主張している。(中略)
同社は「結婚式と葬儀は時間帯が重なる。参列者が新郎新婦を祝っているのに、向かいに喪服姿の弔問客が出入りしていたら、おめでたい気持ちに水を差す」と主張。

 区は「葬儀場としての使用は区民の強い要望。弔問客の出入りを結婚式場に面しない南側出入り口に限定し、霊きゅう車も目立たない型に限るなど最大限の配慮をする」と説明している。

これは日本的にはNGでしょう。例え葬儀場の出入り口を結婚式場の反対側にしたところで、式場探しをしてるカップルは敬遠するのが目に見えるようです。千代田セレモニーは創業26年で経営状態も良好なのに、まさか新宿区に裏切られるとは思ってもみなかったでしょう。問題は、この葬儀場は11月には完成しちゃうんですよね・・・もうダメじゃん。
これ、ブラジル人ならOKあだろうけど、アメリカ人ならNGっぽいです。日本人特有というより、贅沢な結婚式をあげる文化圏内では受け入れがたいと思います。