日本の研究者は金稼ぎが下手だな

"事業仕分け"で次世代スパコンSpring-8科研費が連敗して「日本の基礎研究は終わった」という空気が流れています。菊池先生のとこのコメント欄を拝見するに、これは仕分け人が研究意義をわかってないと言うより、研究サイドがプレゼンの意図を計れてなかったのが原因だったようです。

SPring-8のところでも、事業を説明する理研側が、共同利用機関の意義を全然理解していないのが明らかで、聴いててとってもいらいらしました。仕分け人が「利用促進費」とか「受益者負担」とか「おいしい」質問を振ってくれてるんだから、ここぞとばかり堂々と理念を語ればいいのに、むにゃむにゃ誤魔化すばかり。
 
仕分け側の本来の狙いは、外部に天下り財団を作って運営を丸投げしてるところを叩きたかったんだと思いますが、その前段階でずっこけてどうするんですかね。夕方の科学未来館の仕分けで、毛利さんが事業内容についての批判を端からぶった切って、運営形態の話に進んだところで、座長の蓮舫さんが「今日初めて肝心の問題にたどりつきました」というようなことを言ってたのが印象的でした。

世間知らずの研究バカ丸出しじゃん。これ、どうすんだよ・・・ 研究費を減らされてワリ食うのは若手なのに。