大学院は出たけれど 21世紀版

 「博士がタダで教えます」−−。博士号を取得したものの常勤職が見つからないポストドクター(ポスドク)を、京都大が全国の小中高校に出前講座の講師として無料派遣する。大学のPRとポスドクのキャリアアップという一石二鳥を狙う。

 京大に在籍するポスドクは約1100人(06年度)。大学や研究所など常勤の研究職に就けないポスドクは全国で1万6000人以上おり、就職難が問題化している。

 京大が優秀な頭脳の「宝の持ち腐れ」を少しでも解消しようと計画。子供たちに分かりやすい言葉で講義することが必要なことから、若手研究者のプレゼンテーション能力が鍛えられる上、優秀な後輩を引き寄せる効果も期待している。

涙なしには読めないです。ポスドクが子どもに科学の魅力を教えることは有意義だし、バンバンやればいいと思います。しかしph.Dホルダーが、無料ですか。しかもコレに参加しても「キャリアアップ」にはならんだろうに。ただただ悲しい。