東大生の変化

比較的裕福な家庭が多いといわれる東京大生にも不況が影を落としている。同大学の08年の「学生生活実態調査」によると、親の世帯収入が年収450万円未満の学生が前年の9.3%から17.6%に急増した。学生自身の収入も大幅に減っている。 調査はリーマン・ショック後の08年末に学部生の4分の1を対象に実施し、1585人から回答を得た。例年10%前後だった年収450万円未満の層が大幅に増えた一方、高額所得層は減少。07年に45.5%に達した1050万円以上の層が36.5%に減った。(中略)  自由記述欄には「教科書が高すぎて、興味のある講義をあきらめざるを得ない」(文1男子)、「国立なのに学費が高すぎる。生活が苦しい」(文3男子)といった窮状を訴える声も多く寄せられた。東大・学生生活委員会の担当者は「保護者の経済状況は確実に厳しくなっており、学費免除や奨学金、寮の拡充など対策が必要だ」と話している。
これは暗いニュース・・・なのでしょうか。国立である東大に入学できる学生が、家庭の裕福度に左右されなくなったという点では良いことだと思います。07年まで半数近くの学生が年収1050万円以上の家庭の子女だという方が不自然でしょう。 しかし、18歳の子どもがいる世帯の収入が450万円未満というのは明らかに少なu桙「。少なすぎです。国立大学の学費は年間57万円でしたっけ?それに下宿費などの仕送りの月平均が約15万円とのことですから、15万円/月×12ヶ月+57万円=237万円。額面収入の半分を上回ってます。これは、無理だろ。奨学金云々以前に学費を引き下げるべき。