信号とはいえ、目安


 警察庁が18日付で、信号無視が常態化している場所を選び、必要な運用改善を検討するよう指示した。2010年3月末までに報告するよう求めている。歩行者や自転車も信号を無視した場合、罰則の対象となる。 同庁は、信号が守られにくい場所の例として、横断歩道が短く車の通行量が少ない▽車が少ないのに歩行者の待ち時間が長い▽押しボタンを押しても信号がすぐに変わらない▽駅からオフィス街への通勤ルートで歩行者が多い▽幹線道路の交差点に隣接した小さな交差点で、信号のサイクルが長い――などの特徴がある場所を挙げている。 (中略)
 同庁によると、全国に約19万8千台(08年時点)ある信号機の多くは、幹線道路の車の流れを優先する体系になっている。このため、幹線脇の幅の狭い道でも、幹線と同じサイクルで信号が変わり、長時間待たされることが多いという。 同庁によると、交通事故で死亡した人のうち歩行者が占める割合が日本は高く、07年はドイツ、フランス、イタリア、オランダは10%台なのに対し、日本は33%。昨年は約1800人の歩行者が信号無視が原因で死傷している。
2008年には1,800人の歩行者が信号無視のせいで死傷しているそうです。そう聞くと歩行者信号も守らなきゃならん、と一瞬だけ思いますが、でもやっぱりアレはただの目安だと思うんですよね。歩行者信号が青でも車・自転車が突っ込んでくることも多々ありますし、赤でも周りに車が皆無なときもあります。そんな時に盲目的に歩行者信号に従うのはアホでしょう。大体、押しボタン式の信号が変わるのを待ってる間に車の往来が途切れることも多いですしね。警察庁の調査で歩行者信号のタイミングが改善されれば、無駄に待たされることも少なくなって、信号を無視することもなくなるかもしれません。期待せず経過を見守ります。