第86回箱根駅伝

親戚宅だったのでチラチラ見るだけでしたが今年も楽しみました。


 第86回東京箱根間往復大学駅伝の復路が3日行われ、往路優勝の東洋大が11時間10分13秒でゴールし、連覇を達成した。

 86回の歴史を誇る箱根駅伝はことしも名物「山上り」の5区で大逆転劇が演じられた。高低差860メートル以上を駆け上る天下の険は10区間最長の23・4キロ。首位と4分26秒差をひっくり返した東洋大のエース柏原竜二の激走は称賛するしかないが、総合力を問われる駅伝で全体の勝負に占める割合が山上りに偏重しすぎと疑問の声も出ている。

 かつて花の2区で沸かせた早大渡辺康幸監督は「山を爆走したチームがほぼ優勝。それが最近の箱根になっている」とエース区間の意義の低下を嘆き、早大OBの瀬古利彦氏も「1〜4区はもういらないんじゃないの」と冗談めかして言う。

 背景には世界で戦えるマラソン選手の育成と強化を目的に、2006年の第82回大会から4区が短縮され、5区を2・5キロ延ばした変更がある。それ以降、5区で逆転しての往路優勝は5年連続となり、総合優勝を左右する傾向も強まった。

2区の10人抜きは素晴らしかったです。しかし終わってみれば「山上りの神」柏原君で往路の成績は全部チャラ。早大監督の嘆きも分かります。もうちょっと全区間が均等に楽しめるようになってもらえればいいのですが現在のところ区間距離の見直しの予定はないそうです。来年も同じ傾向が続けば、さすがに考え直してもらえるんでしょうか。