兄さん思いの三男♪

一澤帆布騒動、ついに最後のキャラが満を持して登場です。


兄弟で相続争いとなった布かばんの老舗(しにせ)「一澤帆布(いちざわはんぷ)工業」(京都市東山区)。今度は先代会長の四男、一澤喜久夫氏(58)が7日、創業家の近くに新ブランド店「帆布カバン ●一澤(きいちざわ、●は「七」が三つ)」をオープンさせた。先んじて開業した三男の店ともほど近く、伝統の流れをくむ商品を競い合う形となった。 (中略)

昨年6月、長男らに株を譲るとした遺言書を「無効」とする判決が最高裁で確定。長男の信太郎氏は創業家の経営を離れた。この後、信三郎氏は創業家の経営に復帰。いまは、解任中の06年に立ち上げた新ブランド「一澤信三郎帆布」を創業家の近くで展開する。老舗ブランドの「一澤帆布」については「経営から離れていた間に、物づくりのやり方が変わってしまった」として休業中。当面再開する予定はない。

 そうしたなか、先代会長のもとで商品のデザインを手がけてきた四男の喜久夫氏が新ブランドを立ち上げた。喜久夫氏は「『昔の一澤帆布がええ(良い)』という人に向けて作った」と言う。

 7日に開業した店には、かばんや財布など約40種類の商品をそろえた。いずれも、創業家時代のシンプルなデザインの流れをくむ、飾り気のないものばかりという。

参考リンク→一澤帆布騒動 今までの経緯
四男といっても次男は亡くなってるそうなので、事実上3番目の息子が「一澤信三郎帆布」の徒歩3分圏内に新店舗を構えました。こないだの裁判で敗れた長男・信太郎氏は、他所で銀行員をやってただけだったから「無理だろ」と思えたのですが、今度の四男・喜久夫氏は旧一澤帆布工業の商品デザインを手がけてきたとか。だとすると、自分が考えたデザインを復興することになるから、商標や商品デザインの著作権問題が論点になるんでしょう。あーややこしや。
正直、四男氏の開店は少し前から知ってはいました。ただ、あまりブログに書く気にならんかったというか、もう食傷気味というか・・・三男・信三郎氏は、自分のブランドが好調で旧一澤帆布工業は放置プレイが長いのを見てると、結局は旧一澤帆布工業は三男・信三郎氏にとってどうでも良かったんじゃ?と邪推してしまう。少なくとも熱心的なファンでない身としては「もういいよ、鞄なら他にもあるし」ってとこです。先代の信夫氏は、ブランドは育てるのに成功したかもしれないけれど、家庭と子育てには同程度の手腕は発揮できなかったわけだ。