地味にすごい


第29回日本アンドロロジー学会で発表
 国際比較で性的活動に積極的でないとされている日本人。英コンドームメーカーのデュレックスが世界41か国・地域を対象に実施した調査(2005年)では,わが国における1年間の平均性交回数は45回で,世界平均(103回)を大きく下回る最下位だった。関西医科大学泌尿器科の谷口久哲氏らは第29回日本アンドロロジー学会学術大会(7月30〜31日,東京都武蔵野市)で,わが国の排尿障害および前立腺疾患を有する中高年男性を対象にした性的活動調査の結果を発表。全体的にはここ数年で性交渉を持たない割合が半数以上だった一方,70歳代の性交渉頻度は年1回以上が3割近くにのぼった。同氏は「年齢とともに性的活動は低下することが明らかになった」としつつ,国際比較についてはわが国の文化的差異を考慮するよう訴えている。
70歳以上男性の30%が、年1回以上・・・! ニッポンの底力を感じた。