ゲノムがゲシュタルト崩壊

ゲノム支援(文部科学省科学研究費新学術領域研究 『生命科学系3分野支援活動』)


 次世代型DNAシーケンサに象徴されるゲノム研究の発展は、生命科学に革命ともいえる発展や新たなフロンティアをもたらしつつあります。このためにはウェット・ドライ両面での大規模解析システムの整備が必須です。「ゲノム支援」では従来のゲノム特定領域研究で培ってきた装置、技術、人材を最大限生かして次世代型ゲノム解析システムを整備し、これを活用して適切な課題に対してその研究を支援することにより、生命科学のすそ野拡大とピーク作りの両方を進めたいと考えます。そして、その過程で解析技術をさらに向上させ、人材を育成し、情報・リソースの適切な共有体制も整備し、ゲノム科学自体の発展を促すことが「ゲノム支援」がめざすところです。
「今までのゲノム関連研究の産物である人材や機材を、これからの研究に役立てまっせ」ということでしょうか。有意義な取組だと思います。特に次世代シークエンサーはマシンを買うのも解析系システムを確立するのも莫大な費用がかかりますからね。公募期間が短いらしいのがネックですが・・・実際にどの研究チームがどれだけ使わせてもらうのか、要チェックです。